職員さんと1on1をしていると、
この一言はまずいなという所長の発言を聞くことがあります。
例えば、
「お前がやればもっと早く終わるだろ」
です。
これは、
パートさんがやっていた顧問先の記帳代行の作業時間が長く、
生産性が低い状態であることがわかった所長の一言です。
あーあー と思いましたし、
事実、このリーダーの方は2か月後に退職されました。
もちろん、この言葉が、
パートさんのスピードアップをするために何をするべきか?
といった前向きな議論だったのであれば問題ありません。
①マニュアルなのか
②研修なのか
③分業体制の変更なのか
④前捌きなのか
⑤AIOCRなのか
ぱっと思っただけで5つも解決方法があります。
今回のケースはそんな前向きな話ではなく、
とにかくリーダーに「なんとかしろ」と押し付けるような発言でした。
この
”なんとかしろ”の思考が、
リーダーの長時間残業を招き
数年育成した人材が、リーダーのような働き方は無理 と感じて逃げていく事務所を
作ってしまいました。
組織が大きくなってくると、
1人の処理能力だけではどうにもなりません。
これを仕組みでカバーしようとしないと
30人の壁は超えないだろうなと思います。
ちなみにこの事務所の場合、
⑥顧問先への値上げ交渉と意図的な解約
によって初期改善をしました。(笑)
これは、
リーダーの感じている課題と
事務所そもそもの課題とのギャップがあって、
結果①~⑤ではなく⑥を選んだのですが、
また次回お話できればと思います。
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