税理士事務所の顧問先拡大ルートまとめ

税理士事務所の集客ルートの解説です。
安定した拡大のためには、
複数の集客ルートを組み合わせたほうがお勧めです。
また、
顧客紹介については、
紹介数のコントロールが難しいこと(止めたいけど紹介が生まれ続ける)
紹介を断ると紹介がなくなるリスクもあるため、実質断れない
担当する社員が指定されがち(○○さんに担当してほしい となることが多い)
※事務所としての標準サービスが設定されていない場合 担当者が属人思考の場合起こりがち
といった理由で注意が必要です。
大きく分けると
直接開拓
間接開拓
があります。

1.直接開拓

見込み客にリーチする一般的な方法です。
基本的には
  1. LP(WEBサイト)によるリスティング広告 SEO対策
  2. DM(FAX・郵送・お問合せフォーム)
の2種類となります。
これは集客ルートのカテゴリで、
さらに案内サービスが分かれます。
案内するサービス(オファー)については
・フロントサービス
・メインサービス(バックエンド)
といった2つのパターンが存在します。
メインサービスとは、
事務所の収益源となるサービスのことです。
・税務顧問
・相続税申告
・融資支援
などが該当します。
ただし、会社設立案件を取るために成功報酬+格安で融資支援を提供する
税務顧問案件を獲得するために会社設立をフロントサービスにする
といったこともあり、
サービスがフロントなのかバックなのか といった考え方より、
収益力のあるサービスを販売するために、
ターゲットに対してどういう手順でサービスを提供するか といった考え方のほうが適切です。
フロントサービスとは、
セミナー
ホワイトペーパー(小冊子)
執筆書籍
などのプレゼント・少額販売が該当することが多いです。
しかし、
一般的な税理士事務所の場合、
メインサービスをそのままLPやサイトで集客することが多いです。
フロントサービスがあまり士業で使われないのは、
  1. 士業のサービス自体、緊急性が高いことが多い
    (士業の信頼性が高いため、フロントサービスで信頼性を担保する必要がない)
  2. フロント商品を作るのに手間がかかる
  3. フロント商品申し込み者に対して成約に結び付ける営業フローができていない
  4. そもそも忙しくて見込み客管理ができていない
などの理由があります。

2.間接開拓

続いて、間接開拓についてです。
最も分かりやすいのは
”紹介を獲得する”
ということです。
こちらも直接開拓と同様に、
何のサービスをどう紹介をもらうのか
という2つの視点があり、
狙ったターゲットによって、
どんな会社から紹介を貰うかを考えることができます。
以下は、よくある間接開拓パートナー(紹介をくださるパートナー)です。
  1. 顧問先
  2. 金融機関
  3. 他士業
  4. 保険会社
  5. 提携会社  (不動産会社 WEB会社 葬儀会社 レンタルオフィスなど)
  6. 紹介サービス(有料系 サービス申込系)
カテゴリ 紹介までの期間 断るリスク 紹介料
顧問先 中期(狙って紹介を獲得するには時間がかかる) なしor 少額
金融機関 長期 大(断ると紹介が来なくなることが多い) なし
他士業 短~中期 少額
保険会社 短~中期 小~中(パートナーの規模にもよる)
その他提携会社 短~中期 相手による 相手による
紹介サービス 短期 高額

 

しくみラボ大須賀

しくみラボ大須賀

税理士事務所専門COO代行。開業~100名以上の事務所で集客・サイト構築から・組織設計・業務フロー再構築・採用・教育・新規事業立ち上げまで。税理士業界が大好きなオタクです。

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